ダンボール回収の正しい出し方と注意点
インターネット通販や引っ越しなどで、家庭にダンボールがたまる機会が増えています。リサイクルせずに燃えるゴミとして出してしまうと、資源の無駄になり、環境にも負担をかけてしまいます。 自治体やリサイクル業者が定期的に実施するダンボール回収に出すことで、紙資源として再利用され、段ボールやトイレットペーパーなどの原料に生まれ変わります。
📅 1. 回収日・回収場所の確認
地域ごとに決められた資源ごみの回収日に合わせて、紙箱を出す必要があります。回収日は月1回〜週1回と自治体によって差があります。また、マンションでは集積所、戸建てでは指定のごみステーションに出すことが多いです。 事前に自治体の公式サイトや配布されるごみカレンダーを確認して、間違えないようにしましょう。
✂️ 2. 出す前の準備と注意点
ただ捨てればいいわけではありません。回収に出す前に以下の手順を守りましょう:
✅ 中身を空にする
緩衝材やテープ、伝票などは必ず取り除き、紙だけの状態にしてください。
✅ 折りたたんでひもで束ねる
平らに折りたたんで、紙ひも(ビニール不可)で十字にしっかり束ねてください。飛ばされないように注意しましょう。
✅ 汚れ・濡れは禁止
油や食品で汚れた段ボール、濡れてカビたものは回収不可です。資源として再利用できません。
✅ テープやホチキスを外す
紙以外のものが残っているとリサイクルの妨げになります。
🚫 3. よくあるNG行為
以下のような行為は、回収作業の妨げになったり、リサイクル資源を無駄にしたりする恐れがあります:
- ゴミと一緒に袋詰めして出す
- ビニールテープのまま束ねる
- 大量の段ボールを未分別で出す
- 回収日以外に出す(不法投棄扱いになることも)
♻️ 4. スーパーやコンビニでも回収可能?
一部のスーパーやドラッグストアでは、店舗入口に古紙回収ボックスが設置されており、段ボールの回収も行っています。特に回収日に間に合わない時や少量だけ出したい場合は便利です。 ただし、店舗によって回収できる種類や時間帯が異なるので、事前に確認しましょう。
🌱 5. 回収されたダンボールの行方
家庭から出された段ボールは、回収業者を経て、製紙会社などで再生紙の原料として再利用されます。回収・分別が適切に行われることで、新たなダンボールや雑誌、トイレットペーパーに生まれ変わるのです。 ゴミではなく「資源」として捉えることが、私たちの環境への第一歩です。
📣 まとめ:今日からできる、未来のための習慣
ダンボールの正しい出し方を知り、毎日の生活で実践することは、環境保全だけでなく、地域社会のルールを守る行動にもつながります。「ちょっとしたひと手間」が地球にも人にもやさしい選択です。